床の流行を検証する【ピカピカかツヤ消しか】
最近の床って無垢を始めとして、挽板、突板、シート系床材など様々ありますが、
どれもだいたいツヤ消し系の幅広の板が主流になってますよね。
一昔前(10~20年ぐらい?)は、
結構ピカピカの床材が主流だったんですが、
使っていてどんな違いがあるのかを検証してみました。
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・ツヤ消し系床材の特徴
まずなんと言っても、質感が本物の木材に近くなるというのが一番大きいと思います。
無垢材を入れて何のコーティングもしなければツヤ消しになりますからね。
木材の感触をそのまま感じるのであれば、ツヤ消しになるのは当然かと思います。
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その上でツヤ消しの良いところは、
少々のヘコミは分かりにくいというのがあります。
模型の世界でも、「ツヤ消しは七難隠す」という言葉があり、
組み立てたあとつや消しスプレーを吹くと、
プラスチックの表面の歪みが見えにくくなる効果があったりします。
世の中のツヤ消しプラスチック製品は、だいたいこの効果を狙ってます。
(車の内装とか)
あと、コーティングが最小限なので、
わずかですが床のヒンヤリ感が少ないのも良いところですかね。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_8962.jpg)
ツヤツヤとちがって、肌との密着面積が減るから冷たさが伝わりにくい、
という効果が、、、あるのかも?
・ピカピカ床の特徴
続いてピカピカ床の特徴ですが、
これはなんと言っても耐久性が期待できる点です。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2022/01/image-50.png)
ピカピカに仕上げられるなら、ワックスでコーティングすることも可能ですし、
初期費用は必要になりますがウレタンコーティングでごつい被膜を塗ってしまうことも出来ます。
これにより多少のふきこぼしもサッとひと拭きすればキレイになりますし、
水拭きで常に清潔にすることも可能です。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2022/01/image-51.png)
ワックスを塗り直すことで新品のような状態を常に維持でき、
醤油等で染みが出来る心配もありません。
少し手間はかかりますが、高耐久性である所がメリットになるかと思います。
ミサワホームの床は概ねツヤ消しタイプがラインナップされており、
ピカピカの床が選べるかどうかは不明です。(たぶん選べると思いますが)
私の実家は20年以上前に建てられており、
その時はピカピカ床が主流で今もキレイな状態を保っています。(流石にヘコミはありますが)
ミサワホームの設計さんに聞いた所、時代時代の流行りがある、という見解でしたが、
無垢材の質感を求めるならツヤ消し系になるのは必然かなと思います。
あとはLNプレミアム(挽板)でも処理されているように、
コーティング技術なんかも進化してきているのも一因かなと思われます。
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でもこのツヤ消し系床材が20年後にどれくらい汚くなっているかは、
未知数なところもありますね。
そういう不安を解消するという意味では、安心のピカピカ床にするのもアリかもしれません。
あ、そのミサワの設計さんですが、
最近の幅広の床に関しては、モダンな印象になるからとおっしゃってました。
これも流行りすたりがありそうで、
今後は更に幅広になったり、斜め系だったり、模様系が流行ったりするかもしれませんね。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2022/01/image-52.png)
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