屋根の材質選びは何を重視する?【瓦とスレートとガルバリウム鋼板】
屋根の材質って大昔は瓦しかありませんでしたが、
近代ではスレート屋根が登場し、更にはガルバリウム鋼板という金属板も流行っています。
我が家は昔ながらの瓦を選択したのですが、
瓦にした経緯や、メリット・デメリットをご紹介します。
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屋根材の種類は色々あるのですが、
よく使用される代表格として、瓦、スレート、ガルバリウム鋼板の3種類があります。
それぞれの特徴を解説していきます。
瓦屋根
昔からある、土を焼いたパネル状の物を敷き詰めて水よけとするものです。
釉薬を塗って焼いている物もあります。(こうなると陶器に近いですね)
瓦と言えば和風建築が思い浮かばれますが、
フラット形状や、洋風なものもあり、デザインは多種多様です。
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メリットは耐久性で、30年以上は交換する必要は無いとされています。
釉薬で焼かれている瓦なら50年以上とも。
(ただし防水シート自体の寿命が先にくるので、ノーメンテというわけには行かないようです)
また、屋根と瓦の間に空気層ができるため、
真夏に2階の温度が上がりにくいようです。
あとは屋根面に立体感が出るので、
家自体が少し立派に見えるデザイン効果が期待できます。
(少し重厚感があります)
デメリットは屋根が重くなるため家の重量が増えたり、
地震が来ると瓦が落ちてしまう可能性がある点です。
台風にも弱いとされていましたが、最近の瓦はお互いをロックする構造になっているので、
台風で吹っ飛んで行くケースはあまり無いようです。
価格帯は幅広く、ものすごく高級な瓦もあります。
(知人宅では瓦だけで1千万とも言われてました、、、)
まあ普通の瓦でも、スレートやガルバリウム鋼板に比べるとやや高額になりますね。
スレート屋根
最近の家でよく見かける、ほぼ平らな屋根です。
材料はセメントに繊維を混ぜて
表面を耐候性の高い塗装を施したものになります。
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平らなので、デザイン性が豊富というわけではないですが、
カラーバリエーションは豊富です。
メリットは安いことです。
ハウスメーカーや工務店の標準屋根として多く採用されているようです。
デザイン的にも一番スッキリする屋根だと思います。
デメリットは寿命がやや短い点。
最近のスレート屋根は30年は持つとのことですが、
色落ちなどはもっと早い段階になる可能性もあります。
断熱性については可もなく不可もなくというぐらいです。
ガルバリウム鋼板屋根
最近増えてきているのがガルバリウム鋼板の屋根です。
材質的にはトタン屋根(亜鉛メッキ鋼板)にアルミを加えた屋根材です。
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見た目的には安っぽいという意見と、クールだという意見に分かれます。
個人的な意見としては、
外壁も含めてデザイナーズ住宅のようにトータルでコーディネートすればカッコ良くなるのですが、
普通の家にそのまま使うと少し安っぽいかな、と思います。
メリットはとても軽いことで、家の構造に負担をかけることがありません。
屋根が軽いということは地震の時も不安が少なくなりますしね。
価格も安いようです。
デメリットは断熱性が悪い点です。
金属なので、真夏はチリチリに熱くなりますし、真冬はキンキンに冷えてしまいます。
雨の音がウルサイという話もあるようです。
瓦にした理由
とまあ、この3種類が選択肢としてあったのですが、
まずガルバリウム鋼板は却下しました。
軽さは魅力ですが、断熱性が悪いのはかなり気になるところ。
何より見た目が和モダンな我が家には合わなさそうでした。
という事で当初、ミサワホームのおすすめしてきた、
「コロニアルグラッサ」というスレート屋根にしようと考えていました。
でもこの商品、発売して10年も経過しておらず、
耐候性30年というのは世の中で証明されてないのが少し引っかかりました。
たぶん、実際30年はもつと思うのですが、
日焼けして退色したり、色ムラができたりしたスレート屋根を多く見てきたので、
その点が不安になって瓦に変更しました。
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瓦の商品は「セラムF」という、瓦の中ではかなりフラットなものではありますが、
スレートに比べると立体的な凹凸があり、重厚感を感じます。
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価格差は40万ぐらいと、安くはなかったのですが
耐久性・デザインを思えば良い選択だったんじゃないかと考えています。
台風・地震が来た時や、経年劣化、メンテナンス費等、
長年使って分かる事については、追ってご紹介出来ればと思います。
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