軒裏(軒天)って正直、ほとんど家に住む人が見るだけで、
外からはあまり見えないし、こだわる部分でも無いかもしれません。

でも服の袖の裏地に色が入っていると、
なんとなくオシャレと感じたり良い服に見えたりするように、
軒天がしっかりした家は、ちょっといい家に見えたりしませんか?

軒の長さは家の外観に大きく影響しますし、
今回はミサワホームの「軒」についてご紹介します。


そもそも軒って?

そうですよね、家のブログとか書いていると「軒」って普通の言葉のように使いますけど、
今まで家を作ろうと思ったことが無い人にとっては
なんとなくのイメージぐらいしか無いような気もします。
(私も建てる前はそうでしたし)

軒というのは、建物の屋根で外壁から外に突出した部分を指す言葉です。
(wikipediaより)

軒天というのは軒の部分の裏側、つまり家の近くで上を見上げると見える部分の事です。


ミサワホームの軒長さ

基本的に、デザイン住宅でもない限りは、軒は長いほうが家が立派に見えるのが定説です。
モデルハウスなんかの大きい家だと、軒並み長い軒です。

ローコストメーカーや工務店よっては、
この軒を短くしてコストを抑える場合もあるようです。

ミサワホーム(Ginius)の軒の長さは標準で60cmとなっており
ハウスメーカーとしては一般的な数値のようです。

これはGiniusという商品の標準軒サイズというだけで、
私の家の1階につけてもらった屋根では玄関軒が2mぐらいあるので、
要望すれば長さは変えられると思います。

ただし、長い軒は荷重に耐えられるよう、柱等の補強が必要になってきます。

ミサワホームで選べる軒天

ミサワホームのGiniusで選べる軒天ですが、
木目調のアイボリー、ライトブラウン、ダークブラウンになります。

木目ではあるものの、実際は外壁のサイディングのような窯業系の素材でして、
木の風合いを楽しめる物ではないものの、経年で腐ったりする心配はありません。

個人的には工場的な作りの方が綺麗さと劣化しない安心感があって、
天然木を使ってるより好みです。


軒天は基本的に光の当たらない場所になるので、
サンプルより暗く見えるということも加味して選ぶと良いと思います。


とまあ、地味なテーマなのでさっくり解説しました。

我が家では黒い瓦、白い外壁に対して、
軒天はライトブラウンというかなり差し色的な軒天をチョイス。

まさに服の袖の裏地に差し色的な感じです。
(ヤンキーの学ランの裏地が赤とか紫と同類、とか言わないように)

実際、差し色効果は結構あって、
少し離れた所から見てもチラリと見える軒天色が可愛らしかったりします。

あとは、外に出た時に玄関ポーチの上が明るいとなんとなく気分もノッてくるというもの。

これから建てる方、ぜひ攻めた軒天色を選んでみて下さい。