【模型ギャラリー】ランサーWRC05製作【タミヤ】
本ページは管理人の完全趣味のページで、昔完成させた模型完成品の写真と製作過程を紹介するページです。
今回は2011年に製作したタミヤのランサーWRC05です。
完成品ギャラリー

三菱・ランサーWRCは、三菱自動車工業と、そのモータースポーツ部門であるラリーアート、三菱自動車モータースポーツ(MMSP)が世界ラリー選手権 (WRC) に出場するために製作した、ランサーをベースにしたワールドラリーカー。

1990年代は三菱のWRC活躍ピークの時代でしたが、2000年代はそうでもなく、ランエボ7~9をベースにしたこの世代はそんなに活躍はしてません。
でも模型的にはカッコ良いし、元ランエボ7乗りとしては製作するしかなかったのです。

ケースに入れた写真。

キット情報
元々作った事のあるランエボVII WRCのキットでしたが、スタジオ27のトランスキットという改造キットを使うことでランサーWRC05を製作できるという代物です。
という事で2個目を購入した時の写真です。
トランスキットで合体と言っても、なかなか激しいものでして、フロント部分をノコギリで切断して、トランスキットをくっつけるという代物。
自分の製作レベルで満足行く工作ができるのか一抹の不安はありましたが
スタジオ27のキットはレジン&ホワイトメタル製で非常に高額だったので積んどくわけにもいかず、頑張って完成させました。
スタジオ27のトランスキットの全容はこんな感じ。
なかなか細かい部品までありますが、レジンやホワイトメタルの部品は、
表面やエッジが荒れているので綺麗に仕上げるには埋めたり磨いてやる必要がありました。
眺めていると、どこから手をつけて良いのやらという気持ちでしたね。
手がかかりそうなボディ?
いやいや、やっぱりシャーシ?
タイヤとかを先にやっといても無駄にはならない感じだし、、。
マニュアルどおりでない、というのはなかなか難しいですね。
製作記
ホワイトメタルの内装部品が結構あったので、まずはメタル部品の研磨から始めてみました
400番で水研ぎ→サフを吹いてみたものの、表面は穴ぼこだらけ。溶きパテとかサフの厚塗りを駆使して、
目立つところだけはなめらかにしましたが内装のシート等は結構適当です。車はガワが命ですしね。
それにしても金属部品を磨くとお手々が真っ黒になりました。
ボディは大胆に切断です。切るしか無いと、財前先生もおっしゃってましたし。(白い巨塔好きです)
切断個所に黒いラインを書いてます。今回のオペで切るのは、
・フロントをバッサリ
・リアのホイールアーチ
・リアのランプ周辺
の3箇所。この中で一番難易度が高いのは実はリアランプです
クリアレジンとパチピタ状態にするためには、切った後にエポパテで成型して、削り込んでいくしかありません。しかもボディ内部から削りつつ合わせ込むので、難易度高かったです。
とりあえず切断自体は、薄刃ノコとケガキ針で完了。エポパテも盛ってみましたが、あとは術後の経過を見つつ調整。以上、大人のお医者さんごっこでした。
リアランプ取付の加工。
3次元的に位置合わせをしないといけないので難所の一つです。
ちょっと隙間があると、途端にみっともない感じになりますので丁寧に。
エポパテ&シアノン瞬着で、盛っては削り盛っては削り、、、
を繰り返していくうちに、なんとかそれなりに決まってきました。
塗装してみて、塗膜の厚みで隙間が狂うこともあまりなかったので仮組は大事ですね。
二個イチ加工の接合面をチェックするためサフを吹き。
だいぶ削り込んだんですけど、まだ継ぎ目があったり、キズが残ってました。
こういう時は、シアノン瞬間接着剤の出番です。
ちょっとした傷や、気泡、スジ彫りの歪みなどはこれで一発OK。まあちょっとお高いんですけど、やっぱし重宝します。
あと若干、面とエッジのダルい部分があったので、そのあたりもヤスりなおしてみました。
2度目のサフを吹いて、シルバーを吹きました。
さて、今回のボディ塗装ですが、
グレーサフ
↓
シルバー塗装 (写真はここです)
↓
ホワイトサフ
↓
ブライトレッド
↓
マスキングしてブラック&シルバーの塗装
↓
デカール
↓
クリアー&研ぎ出し
という手順で進めてます。
途中にシルバーが入っているのは、プラスチックが赤色で成型されているためです
これはどういう事かといいますと、プラが赤色だと、赤色の染料が塗装からしみ出してくることがあるのです。
対策しないと白色のデカールを侵食してピンク色に染めあがってしまいます。
以前F2007を製作したときは、サフのみで作ったため、バーコードやゼッケンNoがピンク色になってしまい、上からマスキングして塗装したという苦い経験があります。
で、シルバーを塗っとくと、金属の粒子が比較的大きいため、染料の染み出しを防いでくれます。
・グレーサフ…傷の確認
・シルバー…染料の侵食防止
・ホワイトサフ…赤色の発色を良くするため
・ブライトレッド…基本色
・ブラック&シルバー…大判デカールはシワになりやすいため
・クリアー…ツヤ出し用
と、それぞれの塗膜に役割があるわけです。高級車のような重ね塗りですね。
ホイールの塗装をは金属感を出すため、今回はクレオスのメタルカラーを使用。
金属感と言っても、ホイール自体ホワイトメタルなんですけどね。
クレオスのメタルカラーシリーズは、吹きつけて布で磨けば磨くほど光沢が出てくれます。
塗料というよりは金属粉っぽい感じです。ポイントは、軽い力で磨く事。
塗膜が削れたり、キズが入りにくくなります。
まずは「アルミ」で塗装してみたのですが、どうも白っぽすぎてシマりがない感じだったので、
「アイアン」にしてみました。
タイヤゴムはパーティングライン(金型の分割線)をニッパーで削り、ペーパーで仕上げてます。
シルバー塗装後はホワイトサフを吹いて、ガイアカラーのブライトレッドを吹いてます。
写真では伝わりませんが、暗めの赤という気がします。
この後クリアーを吹いたり、光の当て方でもずいぶん印象が変わるので、他のキットとも比べてみますが、
ガイアカラーのホワイトサフは、やや隠蔽力が弱いかも。
あと、ここまで吹いて気づいたのですが、ボンネットのヒケがまだまだ結構残っていたので、
ヤスリで磨きなおして、サフ→ホワイトサフ→レッドの塗りなおしを敢行。
マスキングして黒とシルバーを塗装。
一度スターブライトシルバーを吹きましたが、ギラギラ感が強すぎてシルバーの部分だけが浮いて見えてしまうので、
普通のブライトシルバーに再塗装。再塗装部分を#2000でヤスリがけして、ちまちまとマスキングをやり直して吹き直し。
写真ではいまひとつ分かりにくいですが、控えめな上品なシルバーになってくれたと思います。時間かかってます。
リタッチとクリアー吹きをやったのですが、またトラブル発生。クリアーを吹いたとき、銀粒子が数粒飛散してしまいました。
一回前に吹いたシルバーが極微量に残ってたようです。
丹念に洗浄したんですけど、銀粒子はなかなか取れないんですよね。
しかもボンネットの黒色部分だったので、ほんの数粒が目立つことこの上なかったので再マスキング塗装してます。
ボディのデカール貼り。モンテカルロモデルを選択しましたが、かっこ良さ重視で多少変更して実車再現より見栄えをとりました。
・ボンネットにロゴ
・PIRRERIマークをフロントバンパーからフェンダーに移動
・サイドに黒&銀のカラーを塗装
ウィンドウ加工です。
ランサーWRC05ではリアのサイドウィンドウの形状が違うため、ウィンドウシートという薄い透明シートが付属しています。
が、これがあまりにもペラペラなので、0.5mmの透明プラ板で作り直し。
あと、プラモ側のウィンドウは四方がつながった形状なので、これも切断してます。
ウィンドウのデカール工程。
まずはクリアーパーツをコンパウンドで磨いて洗浄して、デカールを貼り、クリアーを薄吹き→厚吹きしてます。
この間に、デカールの位置はズレるわ、透明パーツにキズは入るわ、クリアー吹きでホコリが入るわで難儀しました。
特に、デカールの位置ズレはもはやリカバリ出来ないレベル。
フロントウィンドウの目立つところなので、悩みましたけど、後戻り出来ないのでこのままとしました。
広い面のデカール貼りは慎重さが大事ですね。
黒枠もデカール使用したんですが、外側が細すぎなので黒色で塗装してクリアーで仕上げてます。
窓の黒縁部分をデカールで処理したものの、黒縁デカールが小さく、窓より小さかったのでマスキング塗装しました。
ここで、またもやトラブル発生。マスキングテープを剥がすときにデカールが破れてしまいました。
剥がれたのはデカールの黒い部分だけなので被害は最小限にとどめて、黒を筆塗りしてリカバリしましたが、
光を透かすと色の違いがハッキリと。まあ光を透かせることも無いのでOKとしています。
再度、ボディのクリアー吹きの写真。
一気にクリアー層を形成、、、と行きたいところですが、すぐにホコリを噛んでしまうので、
薄吹き⇔ペーパーがけ(#2000)を丹念に繰り返してます。
塗装ブースつけっぱなしで30分待つ等してクリアー吹き前はホコリが立たないようにしてるんですけど、難しい所です。
クリアー吹きもそろそろ完了して#2000→#8000で磨いた所です。
ボンネットにまだうねりのようなものがありますが、
ここから乾燥させてからもう少し面をキレイに出してやってます。ボンネットとルーフがカーモデルの命ですしね。
というわけでここから薄くクリアを吹いて2~3週間ほど乾燥させています。
さてさて、完成後はほとんど見えなくなるシャーシ塗装です。
模型をスムーズに作る擬音に「サクサク作る」というのがあります。
今回は、仕上がりをあんまり気にしないという意味も込めまして、「ザクザク作る」で行ってます。
ホワイトを基調にシルバーとフラットブラックをエアブラシで吹いたところです。
マスキングゾルをフリーハンドで多用しました。精密なラインを出したいところだけ、マスキングテープです。
シャーシ塗装その2で小物部品を塗装・取り付け後です。
結構塗り分けが多く、マスキング・筆塗りを駆使してます。
メタリックカラーや隠蔽力の弱い赤・青系の色はエアブラシでないと、うまく発色してくれませんので、渋々マスキング塗装です。
左右で色分けされてるパーツが鮮やかで見栄えするシャーシなんですけど、結局見えなくなるんですよね、、。
シート作成写真。
シートベルトはデカールで妥協するか、エッチングで作るか、迷ったんですが、エッチングで仕上げてます。
あまり見えないとはいえ、見えたときにデカールだと残念な感じなので。
以前のF-1で使ったエッチングを転用してオリジナルの構成で。雰囲気重視です。
ベルト自体はマスキングテープを塗装したものを使用。かなりじっくり見ない限りは、ベルトとしては十分な質感です。
ランサーWRC05のドライバーとコドライバーのシートは、ドライバーがガリの場合のみ違うみたいなので、
ベルトのブランドも変えて、違いを主張してみました。
内装組立後。トランスキットのメタル部品と、タミヤ純正部品が混在しています。
ちょっとアッサリめの構成です。
ロールゲージとインパネを組み付けた写真。
ロールゲージは2色で、ネービーブルーとスターブライトジェラルミンで塗装してみました。
このジェラルミンのギラッとした金属感は映えますね。
ボタン類は、実物では赤青混在してるみたいですが資料も無いので主張しない程度にシルバーで塗装しました。
ドアパネルは、ロールゲージの追加部品が干渉するため、ヤスリで2mmほど削り込みました。
ボディを組み付けてみると外側も干渉するので、外側のフチもニッパーでカット。内装はこれで完了です。
コンパウンド一回目でまずまずのツヤっぷりではないでしょうか。
ただ、フェンダーまわりのクリアー層がちょっと荒れてるので、一回吹きなおしてます。
中目→細目までのコンパウンドがけでまたまた問題が。
ボンネットにツヤの境目?が発生してしまいました。
(写真のボンネットの「~ITALIANI」ロゴの右らへんです。)
クリアー層が2層化してしまったのでしょうか??
#8000で磨いても取れないし、ちょっと原因がよく分かりませんが、再度クリアーを吹いてリカバリしています。
リカバリ後に#2000→#8000→コンパウンド中→細→仕上げ→セラミックコンパウンド→ポリマーでひたすら磨いてます。
まずまずの輝きが出たんじゃないかと。
樹脂パーツの塗装。窓枠とかバンパーとか、そのあたりはややつや消し気味のブラックを塗っていきます。
完全なつや消しだとザラメ感が強いので、ちょっと調色してます。
ここはめんどくさいですけどマスキング塗装。
1mmのマスキングテープでラインを合わせて広い面は大きめのマスキングテープを使用していきます。
すでに研ぎ出しを終えているので、万全を期してテープの隙間にはマスキングゾルを使用。
結果としては、いくらか吹きこみはあったものの、セラミックコンパウンドで除去できる程度だったので、綿棒で磨いて完了。
手間をかけた方がケガが少ないです。

リアランプを取り付け。エポパテでの造形に苦労した部分ですが、乾燥・塗装後に付くか不安でしたがちゃんと付いてます。
ランプレンズ自体はクリアレッド+クリアーで塗装して、裏にミラーテープを貼り付けてます。
テープに縞模様を付けて実感をだそうとしたんですが、伸縮性に長けたハセガワのミラーテープ(シール?)では、
残念ながら模様つけは出来ませんでした。
取り付けはマスキングテープと瞬着の併用です。窓ガラスも同じ手法ですが、ボディ裏はマスキングテープでいっぱいです。
気になる取り付けのフィッティングですが、ちょっとキツメながらハマってくれました。
心配していたスキ間もありましたが、瞬着を付けると案外見えない感じになってくれたので良かったです。

小物取り付け。
窓はマスキングテープで位置決めしてから瞬着固定。そのあと、念のため流しこみ接着剤も使用しました。
リベットは削り出しの金属パーツを使用。ドリルで開口しておいた箇所に差していきます。
瞬着で固定してますが、ハミ出しを恐れてかなり薄め。保持力は不安ですが。
ウイングは金属パーツなので瞬着で固定。位置決めに手間取りました。ボンネットピンはメッキで塗装後、瞬着で固定してます。

小物取り付けの続きです。
ボンネットのメッシュは裏から瞬着で固定。フロントのメッシュは、大きい方を裏から固定してます。
ライトは、内部をミラーテープで装飾してます。意外と奥行き感とキラキラ感が出てて、いい感じです
ボディの取り付けは窓の内側に指紋が付くと取れなくなるので、一応ゴム手袋を使用しました
アンテナは、他のサイトの模型を参考に、ピアノ線で用意。
一本は2段ループになっているようですが、真鍮線でもピアノ線でも加工が難しかったので、1段ループで折り合いをつけました。
黒いアンテナは、極細のスプリングで段差を表現。
根元はコトブキヤのプラリベットをドリルで開口して使用。2種類使用してみましたがこれはなかなかイイ工作になったと自己満足。
サイドミラーはカーボンデカールやシールを使用してみたものの、
形状が難しすぎてどうしても仕上がりがシワシワになるのでツヤ消し黒で妥協です
最後にエンブレムをつけて完成。
製作時間は100時間以上でした。








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