住友不動産とメタバース
住友不動産が持ち物件を全件メタバースで内見出来るようにする、
というニュースが入ってきました。
どんなことになるんでしょう?
今回は、ちょっと変わった話でメタバースについてです。
そもそもメタバースとは
メタバースという言葉が耳慣れないという方もおられると思います。
近年出てきた言葉ですが、
「メタバース は、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やそのサービスを指す。日本にあっては主にバーチャル空間の一種で、企業および2021年以降に参入した商業空間をそう呼んでいる。」
との事です。(wikipedia調べ)
まあ一昔前で言うとこの「VR」(仮想現実)とほぼ同じ意味と思って良いでしょうか。
なぜかITの世界では、新しい価値観を示す言葉を数年ごとに新しくする文化がある気がします。
ユビキタス→IoT
IT→ICT→DX
VR→メタバース
もちろん細かい点では意味が違うのも分かるのですが、一括りにしたほうが一般に浸透させやすいと思います。
目新しさが欲しいんですかねぇ?
住友不動産の物件をメタバース化
住友不動産の持ち物件をメタバース化するということは、PCモニタで3Dで確認することが出来るようになる、
という意味合いと思われます。
実現の仕方としてはおそらく2通りあると思うのですが、
1.写真を引き伸ばして3Dぽく見えるようにする(Googleストリートビューみたいな)
2.3DのデータをCGで再現する
という手法が考えられます。
そしてどちらになるかというと、
「全件対応する」ということは、おそらく1.がベースになるのではと予想しています。
しかし、写真を3Dぽく見せるのはすでにLifullHomesなんかでも一部の物件が対応してますし、
あまり目新しさがなく、「ただメタバース言いたいだけちゃうんか」というウガッた見方をしてしまいます。
まとめ
住友不動産は「全件」対応予定という点で頑張ってるなと思うものの、
そこまで目新しい物にならないと予想しています。
こうやって新しい「メタバース」という言葉も徐々に陳腐化していくのかなとも。
マンションの購入だとすると、流石に現物と周囲の環境も確認して決めたいところですが、
単身赴任先で5年程度住む場所なら、マップアプリと3Dでの物件確認でもOKという考え方はアリでしょう。
欲を言えば新しい物件だけでも、3Dデータとテクスチャの合成、採光データなんかを
シミュレート出来ると面白そうなんですが、
物件の建築会社から3Dデータを提供してもらう必要がありそうで、なかなかハードルが高そうです。
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