ダウンライトは万能なのか?

最近の家って、ダウンライトの採用が増えてるかと思います。

LEDの進歩がめざましく、ついにリビングのメイン照明もダウンライトという時代に。

確かにダウンライトって天井はスッキリするし、小型で寿命も長いし、
ちょっとオシャレだしと、良いこと尽くめですが、一応注意点もあるかなと考えています。

そんなダウンライトについて今回は解説してみます。


ダウンライトとは

そもそもダウンライトというのは、天井面に埋め込まれた直径5cm程度の照明のことです。

近年はLEDの性能向上とコストダウンにより、殆どがLED化されてます。

カラーもあたたかみのある電球色も選べるため、
よほどの理由がない限り電球ではなくLEDを使うことになるかと。

ただ、LED特有のちょっとギラッとしたまぶしい照明なので
直接見るのはちょっとキツイです。

LEDダウンライトの長所

という事でここでは、まずダウンライトの長所を挙げています。
(最近はほとんどLEDですので、LED前提とします)

まず何より天井に埋め込まれる事で天井面がスッキリすることです。

特に天井面を木材風にしていたりするとシーリングライト(部屋の中央に配置する大きい照明)では
見た目の邪魔になってしまいますが、ダウンライトなら存在感が少ないため、気になりにくいです。

LEDは長寿命で、埋め込まれている事によりホコリが溜まることが無いので、
掃除やメンテナンスが不要ということになります。

あとは、部屋の各所に配置して壁側を明るく出来るので、
従来のシーリングライトに比べて雰囲気の違う空間を演出でき、この目新しさがオシャレ感を引き出してくれます。


LEDダウンライトの注意点

我が家の照明は廊下玄関はダウンライトですが、
リビングや個室のメイン照明はシーリングライトを採用しています。

というのもダウンライトやスポットライトの照明って、直接見るとまぶしすぎるんですよね。

一応、最近はまぶしさ低減タイプとか、拡散カバー付きもありますが、
それでもシーリングライトよりは強い光と感じます。

私としては、乳幼児が寝っ転がって天井を見ている時にこの光はちょっと強すぎる
という心配がありましました。

寝室でベットで本を読んでて仰向けになったり、
ちょっとリビングで寝そべってヨガとかする時も少し気になります。
(まあこの点は大人なので、直接見なければ済む話ですが)

ダウンライトとシーリングライト両方をリビングに採用した知人いわく、
「オシャレ感を楽しむのなんて最初の頃だけで、今となってはシーリングライトしか使ってないねぇ」
という意見も。

また、ダウンライトを大きめの部屋に配置するときは、位置にも気をつける必要があります。

拡散させるため、ある程度分散して配置する事になると思いますが、
天井を見た時、位置が統一されてないダウンライトを見るといくら見た目がスッキリしているダウンライトとは言え、
天井にまばらな穴がボコボコ開いている事になり、ちょっと残念な部屋感が出てしまいます。

ラインを合わせたり、等間隔にしたり、という配慮が必要かと思います。

常夜灯の機能も基本的には無いので、光量設定できるダウンライトを使って
シーリングライトの常夜灯のような小さい光に切り替えることになりますが、結構面倒です。
(スマホで操作とか、グループ割り当てが必要)

寝室をダウンライトにすると常夜灯が欲しい派には不便に感じますが、
これは枕元にリモコンを置くとかで対策出来るかもしれません。

あと、基本的にダウンライトは交換しないため、
後でカッコいい照明器具を見つけても変更できない事も一応気にかけておいて下さい。


まとめ

という事で、我が家の居室はシーリングライトをメインにしつつ、
ダイニングや書斎にはスポットライト、廊下やトイレにはダウンライトを採用しています。

もちろんシーリングライトもLEDなので色の選択や寿命に関しては同等で、
昔の蛍光灯と違って完全にシーリングされているので内部にゴミや虫が溜まるということもありません

照明の外装自体は汚れてくるので年イチぐらいでサッと拭き掃除するくらいは必要ですが。

それよりは拡散されたいつもの安心できる照明ですし、
今後のイカした新商品も設置出来るのではないかと思います。

やや実用性に振った意見で、面白みに欠けるとは思いますが、
すべてダウンライトにすることを検討している方にとって参考になれば幸いです。

ちなみにLEDの寿命について

LEDの寿命についてですが、大体4万時間が相場でして、
一日長く見積もって8時間使用(16時~24時)したとしても、14年使えます。

廊下や玄関の使用時間はその半分以下でしょうから、30年以上という計算です。

しかも、電球と違い突入電流による劣化がほぼ無いため、
ON/OFFを繰り返しても寿命には影響がありません。

寿命が来ても突然切れるわけではなく、光量が落ちてくるだけなので、
わかりにくいながらも急な暗闇に慌てる必要がないのもLEDが優れている点です。

色合いも選べたり、最近はBluetoothで通信してカラーを出来たりします。

もちろん省エネ性も優れており、
電球で電気代が5000円かかるとすると、LEDなら1000円ぐらいに抑えられます。

まあ照明の電気代って、空調やエコキュート、乾燥機なんかに比べると小さいもんですけどね。