ミサワホームのデメリット5選
今回はミサワホームで建ててみて、工法以外でデメリットと感じた部分を5つ紹介してみます。
特徴が分かりにくい
ミサワホームの特徴といえば蔵。
蔵とは室内高を1.4mに抑えることで、固定資産税のかからない部屋を作る事が出来るというものです。
ミサワホームはこの蔵を全面に押し出してますが、
実際には特許も切れてるので他所のメーカーに聞けば「ウチでも出来ますよ」と言われると思います。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/06/kura.jpg)
実際は立体的な構造に関して一日の長があるミサワホームの営業・設計さんの提案力は
他社よりも高いと思うのですが、分かりにくいですよね。
ミサワホームが蔵を全面に押し出すのは、
普通の家を建てようとしている人にはむしろ敬遠されそうなので、
そろそろ止めたほうが良いんじゃないかと思ったりします。
パネル工法もツーバイフォーと何が違うの?、と言われると結構長い説明が必要です。
南極基地の実績、グッドデザイン30年連続、微気候デザインなども、
「で、それはウチの家にどう関係する?」って気はします。
住林のビッグフレーム工法とか、
断熱性の一条工務店、
西洋風特化の三井ホーム、
みたいな、宣伝文句の分かりやすさがちょっと弱い気がします。
個人的には家自体は良いのに、訴求力がないというのが欠点かなと思います。
MGEO縛りが結構やっかい
ミサワホームの家では地震発生時に少しでも揺れを小さくするため、
制振装置MGEOという装置が付いています。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/06/mgeo.jpg)
どれくらい揺れが小さくなるか、ショールームで体感したこともあるのですが、
実際の家で比較するのは困難なため、効果の程はここでは触れないことにします。
で、このMGEOですが、付けられる場所に制限があります。
・外壁以外の壁で90cm分確保
・キッチンパネルやお風呂の壁以外
・引き戸の控え壁以外
・内部にスイッチやコンセントが無い
・縦横1枚づつの壁
と複雑な条件があります。
案外、我が家で設置した時も条件に見合う壁がなくて、
照明スイッチを不本意な位置に移動して取り付けしました。
ちなみにこのMGEOは標準的に装着されているのですが、外すことも可能のようです。
価格的にはそれほど減らないと聞いてますが、
10~20万ぐらいは安くなるという話でした。(意外と安くならない😖)
制振性能不要であれば抜いても良いのですが、
せっかくのハウスメーカーで丈夫な家を建てるなら付けときたいな、と考えて付けました。
選べる物に少し制限がある
Giniusという商品はほとんど自由とはいえ、規格に縛られる部分もあります。
私が困った例で言うと、無垢床は実質選択不可に近いようでした。
普通の床材と無垢床では厚さ違うらしく、無垢床は選べませんでした。
この辺は上位商品のCenturyとかでは選択可能かもしれませんので、
もし気になる方は一度相談してみてください。
あとは玄関ドアも制限がありましたね。
これから子育てするにあたって、
ベビーカーの出し入れにスライドする引き戸が便利かと思い検討してみたのですが、
普通のドアは何種類もあるのに、スライドドアは1種類のシンプルなやつしか無く、
色の選択肢も少なかったので止めました。
「YKKのこのドア」という指定をすると+30~40万ぐらいになり、すごく値段が上昇します。
ディーラー制である
ミサワホームは販売と施工を各地域の店舗で実施する、ディーラー制を採用しています。
これはミサワホームの家が気に入ったとしても、
営業の対応や標準的な設備が地域によってバラつくというデメリットがあります。
最近関東方面ではこの体制をやめる動きもあるようですが、
今のところ、全国的にはディーラー制でやっているようです。
何が問題って、やはりネット社会で色々な情報が飛び交うこのご時世に、
サービス内容と品質がバラつくと、メーカー側で情報が管理できない点だと思います。
ネットの声というのは、大体悪い声のほうが大きいものですから、
ミサワホームにとってこれはマイナス点になっているのではないでしょうか。
外構を頼むと異様に高い
まず一般的な話として、
外構をハウスメーカーに頼むと、ハウスメーカーは外注の外構業者に発注します。
その場合、仲介料は外構費用の10~20%程というのが一般的な相場だそうです。
![](http://pirana10.com/home/wp-content/uploads/2021/05/toy_hakoniwa.png)
外構をハウスメーカーにお願いするメリットとしては、
・間取りに合わせて、駐車スペースやアプローチの形を考えてくれる
・引渡しの時に外構も完成してる
・外構も住宅ローンで支払うことができる
というのがあります。
ミサワホームの場合、その見えない仲介料が高額であるというのは
ネット上でもちらほら見かけます。
実際、私が見積もりしていただいた外構費用で比較してみましょう。
カーポート2台分、土間コン、門柱、アプローチ等の合計費用が、
ミサワホーム紹介の外構業者だと300万弱に対し、
自分で見つけた外構業者だと200万を切っていました。
見積もり比較した時、土間コンの平米単価が8100円と5000円の違いだったので
仲介料が50%も?!
いやさすがに50%も仲介料は取ってないと思いますが、
それでも高すぎるんじゃないかと思いました。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/06/money_megakuramu_man.png)
まあこれは別の業者を自分で探せば回避出来る問題ですが、
土地によっては外構もお願いすることが購入の条件だったりするので、
条件付き物件はよく確認しておくと良いと思います。
とまあ、ここまでミサワホームのデメリットをご紹介しました。
よくネットに「営業の対応が悪かった」「◯◯が壊れた」とかありますが、
それはミサワのデメリットというより個別の問題の可能性が高いと思います。
イマイチな営業さんだってどのメーカーにも一定数いるでしょうし、
1件も不具合の無いメーカーもまた無いかと思います。
ネットのそういった情報ではなく、
メーカーの特徴的なメリットとデメリットをよく理解してもらってから、
選択する材料にしてもらえれば幸いです。
あと、デメリットばかりを見ているとアレも駄目・コレも駄目となって、
何もできなくなると思います。
「壁工法は湿気に弱いと言うけど、実績はいっぱいあるからきっと大丈夫!」
と、少し開き直るのも精神衛生的には良いんじゃないかな、と思います。
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3NJ2OH+8GTYIA+53M0+609HT)
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