食洗機について

昔の家電3種の神器として、テレビ・冷蔵庫・洗濯機なんてのが言われてましたが、
現代の3種の神器として、ロボット掃除機・食洗器・ドラム型洗濯機が挙げられています。(諸説ありますが)

この中でも食洗器は後から付けるよりキッチン導入時に付けた方がスッキリ収まり、
実際キッチンの提案をしてもらうと食洗器有りで提案されると思いますので、
マイホーム購入時に検討する家電製品になると思います。

でもアパートとかで特に食洗器を使わず生活してると、食洗器の種類なんかよう知らんわ、という方も多いのでは。

という事で今回は初心者の食洗器選びについてという事で、
まずは食洗器がどういうものかと、ランニングコストの比較をしてみようと思います。


食洗器について基礎知識をおさらい

食洗器とは「食器洗い乾燥機」の略で、
文字通り食べた後の食器を洗って乾燥までしてくれるというシロモノです。

自動で食器洗い、しかも洗剤と水圧だけでホントにキレイになるの?
って思うかもしれませんが、これが結構キレイになります。

ただ、お皿に貼りついた餅とか魚の皮、焼けたチーズのカスなんかは
なかなか難しいようでこの辺りは洗浄出来てない事もあります。(うちの場合ですが)

食洗器本体の設置にはキッチンにビルトインしているタイプと、後から設置する卓上タイプがあります。
今回は新築のお家に付ける事を主眼にしているので、キッチンにビルトインされるタイプについて解説していきます。

で、ビルトインタイプだとスライドオープンとフロントオープンのどちらかから選ぶことになると思います。
と、その前にタイプ別の話は後述するとしてまずはランニングコストについて。


ランニングコストは?

タイプ別の比較の前に食洗器のランニングコストもチェックしてみましょう。

水道代は意外と手洗いよりかからないとされており省エネです。
がしかし、温水を使ったり温風での乾燥を行うためそこそこ電気代は必要な家電です。

手洗いでもお湯を使うからガスや電気代も食洗器の方がお得、と紹介されているサイトもありますが
春~秋にお湯を使わないならこの比較はちょっと不公平な気がします。食洗器は常にお湯ですからね。

手洗いなら乾燥も自然乾燥でしょうし、年間を通じてなら電気代は手洗いの方が安いと思います。

食洗器を一回使うのに必要な電気代は機種にも寄りますが、だいたい20円くらいのようです。
1日1回なら年間約7000円となります。

水道代は手洗いより省エネとはいえ、1回3円だったのが2円になるくらいの差で、大した差は無いと思います。

あと、食洗器用の洗剤は粉状か固形物を使い、これが台所洗剤よりちょっぴり高いです。
手洗い洗剤より高いと思うのですが、ランニングコストに占める割合は少なそうです。

やっぱり電気代のウエイトが大きく、1年トータルで見るとさすがに手洗いより省コストってことは無いと思います。
でも目くじらを立てるほどランニングコストが高いってことも無いという感じでしょうか。


という事で食洗器についてでした。

割と省エネという売り文句を見ますが、
手洗いで夏場もお湯をガンガン使うとか、スポンジで洗ってる最中も水を出しっぱなしにしてるとか、
手洗いの条件を厳しくし過ぎでちょっと不信感のある比較例です。

でも大したランニングコストではなく、食器洗いが楽になるのは間違いない、とっても便利な家電なのは確かです。

スライドオープンとフロントオープンの違いについては長くなりそうなので次回に続きます。