坪単価最前線
坪単価、上がってますね。
最近の戸建ての話やyoutubeの動画を見るたびに、話題に上がってるのが坪単価の上昇です。
そもそも物の値段がグングン上がってる中でも、家の価格はびっくりするぐらいハネ上がってるようです。
実際どれくらい上がってるのか、2019年と2023年で比較してみました。
ソースは住宅産業新聞です。
価格の推移
まずは2019年の数値から。
住林 101万
三井 100万
ヘーベル 99万
積水ハウス 96万
ダイワ 95万
ハイム 87万
パナホーム 86万
ミサワ 81万
ヤマダ 55万
2019 住宅産業新聞
私がミサワホームで建てた時は契約が2020年秋で大体80万/坪ぐらいだったと思うので、
だいたい平均値っぽいですかね。
この辺からコロナやらウッドショックやらロシア侵攻やらで値段が上がったんですよね。
では2023年はどうだったかというと、、、
三井 118万 (18%)
ヘーベル 118万 (19%)
住林 111万 (10%)
積水ハウス 110万 (15%)
ハイム 108万 (24%)
パナホーム 103万 (19%)
ミサワ 96万 (18%)
ヤマダ 70万 (27%)
一条 92万
トヨタ 81万
タマホーム 67万
2023 住宅産業新聞
だいたいどのメーカーも20%近く上昇してるようです。
4年でこの上昇具合は中々のものですねー。
お菓子とかも値段上がってますけど、20%も上がってないのではないでしょうか。
やっぱりインフレに加えて前述のコロナやウッドショック等が効いてる感じです。
これは、すでに建てた人が「ふぃー、早めに建てておいて良かった」という話ではなく、
今後もこの数値が下がることは無いと思われる事です。

円安・インフレの傾向は続くでしょうし、
新築件数は年々減っているのでメーカーとしては価格を上げざるをえない状況です。
つまりどういう事かというと、「今が一番安く買えるタイミング」という事ですね。(おそらく)
住宅購入は大買い物なので、なかなか慎重になってしまうと思いますが、
価格上昇は当面続くと思われるので迷ってるなら今でしょ!って思うわけです。
うーんハウスメーカーの中では比較的リーズナブルと思ってたミサワホームも
ついに96万/坪(ほぼ100万)の時代ですかー。
ホント、2010年代後半に住宅購入した人は性能も価格も良い時代に建てた人が多そうです。
坪単価だけでなく、住宅ローン減税改悪前、消費税8%、金利はそこそこ安い時代だったはずなので。

新築注文住宅はどうなん?
こういう時代なので、新築の注文住宅を建てられる人はだんだん限られてきます。
建売物件という手もありまして、
こちらは35坪くらいで2000万は切るくらいの価格かと思います。(メーカーによりますが)
坪単価で言えば50万ちょっとぐらいなので、一流ハウスメーカーの半額ぐらいを期待できそうです。
建売物件の間取りは無難だけどスペース効率は良いので、
あんまり遊び心やアレヤコレヤと家に期待を持たなければコスパは良いと思います。
中古物件も地域によりますが家が余りがちなご時世なので値上がり幅は小さいのではないかと思います。
抵抗が無いなら中古も良いんじゃないでしょうか。

こうなってくるとハウスメーカーも、この価格に見合うだけの提案力が求められるので大変ですよね。
フツーの間取りや家にすると建売やアパート感が出てしまうので、金額に見合う満足度が得られにくいですし、
あんまりハジけた間取りや内外装にしてもお客さんが喜ぶとも限りません。
そもそもマイホーム購入自体がコスパ悪すぎとか言われてるご時世なので、
だんだんぜいたく品になっていくんでしょうねー。


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