スケルトン階段ってどうかな?

前回は階段についての基本的な紹介をしましたが、
今回はちょっとトリッキーな階段、「スケルトン階段」についてです。

このスケルトン階段、おしゃれリビングの家で採用が進んでおり、
最近人気のある階段です。

ただ、気を付けて採用しないと後悔ポイントになりかねないアイテムなので、
詳しく解説してみようと思います。

ちなみに我が家では吹き抜けを検討してた時にすこーーーしだけ
スケルトン階段も考えてましたが不採用でした。

出典:LIXIL


スケルトン階段とは

スケルトン階段というのは、主に蹴込板や階段下の構造物が無い階段の事です。

ストリップ階段、シースルー階段という事もあるらしいです。

足を置く踏板以外は骨格だけで階段を構成しているため、存在感を感じさせず開放的な空間を演出できます。

特にリビングに配置するとオシャレな空間を演出できます。

蹴込板が無い分、光も透過するので採光性も良く、階段下も明るい空間にすることが可能です。
スペースも広いため、箱型階段のように収納以外の用途に使う事も可能です。

またトリッキーな使い方として、子供が階段自体を机みたいに使う事もできたりするようです。
(足を階段の奥側に投げ出して座るってことです)

○スケルトン階段の良いところ
・開放的
・オシャレ
・階段下に採光も取れ、いろんな用途に使える

そんな素敵アイテムのスケルトン階段ですが注意点もあります。

まずは蹴込板が無い分、足を引っかけやすいです。
踏板のどこでも足が置けてしまう分、深めに踏み込んでしまうと特に引っかけやすいので気をつけましょう。

荷物を持って上がる時は、足元が見えなかったりするので特に注意が必要です。

また、子供が小さい場合はスキマからの転落リスクもあります。
不安な方は幼児侵入防止のゲートや落下防止ネットを置くと良いと思います。


あと蹴込板が無い分ホコリやゴミが階段下に落ちやすいです。
マメに掃除機をかけたとしても、掃除機が押しこんだゴミはやっぱり下に落ちてしまいます。

階段下にテレビやピアノを置くと、その上に髪の毛やホコリが階段から落ちてきやすいので要注意です。

特に階段下を人がいるスペースにすると頭上を人が昇降するので
ゴミ云々ではなく気になりそうなら止めておいた方が良いと思います。
個人的にはスケルトン階段下にワークスペースとかソファとか置くのはあまりおススメしません。
(蹴込板を透明板にするとよいかも)

また、階段下を収納にしないなら収納スペースがグッと減るので、別で確保するようにしましょう。

最後に価格です。
スケルトン階段の価格は普通の階段の2~3倍で70万円ぐらいと言われています。
(モノによりますが)

×スケルトン階段のデメリット
・足を引っかけやすい
・子供の転落リスク
・階段下のスペースが使いにくい(ゴミや足音など)
・収納スペースが別で必要
・価格が高い


以上、スケルトン階段でした。

開放的とはいえその下のスペースがかなり使いにくく、死にスペースになりかねません。

他にも色々デメリットはたしかにあるのものの、
スケルトン階段でなければ演出できないリビング空間がある事も確かです。

艱難辛苦もろもろに耐えてそれでもオシャレな空間を作りたいという覚悟がある方には、
唯一無二のアイテムなのでぜひ採用してみてください。