玄関ポーチをないがしろにしないで
家の検討において、家の中の間取りは図面に穴が空くほど目を通すと思いますが、
玄関ポーチって割と軽視されがちな部分じゃないでしょうか。
でも実際は毎日使う部分でもありますし、外に出た瞬間に身体がさらされる場所になるので、
傘も開けない状態で外に出る場所でもあります。
あんまりショボくしてしまうと、案外後悔ポイントになりやすいと思います。
そんな玄関ポーチを後悔しないように作り上げる注意点をまとめてみました。
(画像はフリー写真です)
玄関ポーチで気をつける点
・雨風対策
・西日対策
・すべり対策
・広さ確保
・雨風対策
正直これが一番重要で、玄関ポーチで雨が吹き込むような作りだと、
傘を出したり畳んだりするのも慌てます。
雨対策としてはシンプルに玄関の軒をできるだけ伸ばすのが対策になります。
私の家では一階の下屋が玄関にかかっており、
玄関ドアから軒先までは2.4mぐらいあります。(図面でいうと2マスと軒長さ分)
これでは屋根が支えられないので、軒先には柱を付けています。
また、風についても考慮した方が良いと思います。
風をもろに受ける方角に玄関を向けると、軒が長くても雨が入り込んできますからね。
土地柄によって、西風が強いとか北風が強いとかあると思いますが、
地域よる風向きを把握し、もし玄関が風にぶつかる方向に向いているなら、
壁を作る等の対策をしたほうが軒下への吹込みを防ぐことが出来ます。
(玄関の向きを変えられるなら、それも有りですね)
風雨に関しては、壁でなく格子(縦ルーバー)でもそれなりの効果が期待できます。
風対策をすることで、人が風雨にさらされなくて済む上、
砂やゴミが玄関に飛んでくるのを防げるという効果もあります。
・西日対策
まず玄関の方角ですが、太陽の光を考えると西側に玄関を作る場合は
ドアを開けた瞬間に西日が入ってくることを考慮したほうが良いです。
これは玄関の軒(屋根)を多少伸ばしても、西日は横から入ってくるため防ぎにくいです。
西側玄関の場合、壁やカスミ色のポリカ等で日除け対策をしておくと
夕方の外出時に眩しい思いをせずに済みます。
東側玄関でも朝眩しいので、同様の対策をしておくと安心ですが、
なんとなく朝日が眩しいのは許せる気がします。
もちろん西日も我慢すれば済むし、時間帯も限られているので、
絶対対策が必要なポイントでもありません。
ちなみに玄関の方角に高い建物があって遮光されるなら、西日対策は不要だと思います。
・すべり対策
玄関ポーチの床はタイルを使うケースが多いと思いますが、
タイルは滑りにくいものを使うと良いと思います。
私の家ではそこまで滑り止めになってないタイルを使用したため、
雪や凍結時に滑らないかという心配をしています。
そう言えばアパートのポーチは
かなりザラッとした紙やすりのような表面でカドも丸められていたので
こんなタイルにしておけばよかったかなぁ、というプチ後悔をしています。
・広さ確保
玄関ポーチって広さもある程度確保したいところです。
雨の日に帰った時2人とも軒下に入れると、
ドアを開けるときもイライラしなくて済みますし、
ベビーカーや荷物を一時的に置く場所なんかがあると便利です。
以上、玄関ポーチについて注意したいポイントを解説してみました。
実際、私の知人の家は西日と西風をもろに受ける玄関になっており、
雨の日は風混じりの雨を玄関に出るたびに浴びてしまうため、
50万以上かけて、玄関ポーチの西と北にポリカの壁を設置したケースもあります。
その知人は一条工務店で建てたのですが、
一条工務店だと玄関ポーチを少し拡張するのにも部屋と同様のコストアップになる計算式らしく
(いわゆる一条ルール)、ケチってしまったそうです。
我が家は妻が家相を好むため、鬼門である南西には玄関を設置しませんでした。
家の南東に南向き玄関を設置。
西風も北風も西日も受けず、
雨よけの軒もうんと長く作ったのでかなり快適な玄関ポーチになりました。
ただ、玄関向きが南側とはいえ、東側からの光は割と受けやすいので、
朝はちょっと眩しいですが、朝日はなんとなく清々しい気分になるので嫌では無いですね。
これはお隣さんが来ると、また変わってきそうですけど。
家相についてはタダの占いではなく、昔の人の知恵も含まれているので、
ちょっと参考にしてみる程度ならアリかなと考えています。
玄関ポーチが不便だと、
天気や時間帯によってはかなり家への満足度が下がってしまうので、
風向きや周囲の環境と見合わせながら検討してみて下さい。
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