トクサを植えてます
今回は我が家の植栽シリーズで、トクサについて。
「トクサ?なにそれ?」という方も多いと思います。
トクサはスギナ(つくし)の仲間の常緑植物で、細い竹のような見た目をしています。
ちなみに漢字だと「砥草」や「木賊」という字で書きます。
庭園のある日本料理屋なんかに植えてたりしますが、なかなか一軒家の植栽に採用されているのは珍しく、
少なくとも私が近所を散歩した限りでは植えている家を見る事はありませんでした。
我が家では和風好きのカミさんの強い希望で採用しました。
ではそんなトクサを3年ほど育てた感想を紹介していきます。
見た目と特徴
トクサの見た目ですが先述の通り細い竹のような植物です。
太さは直径5mm程度で、高さは1~1.5mぐらいで頭打ちになります。
竹と同様に地下茎で繁殖します。
見た目にはわりと和を感じる植物で、
和モダンを目指す我が家のコンセプトにはピッタリだろうというカミさんの意見で植えることにしました。
恐るべき繁殖力
竹の仲間というだけあって非常に繁殖力が強く、
地面に直接植えようものなら地面がある範囲を無尽に埋め尽くす程の繁殖力を見せます。
しかも地下茎は結構強い根っこが張るので、除去するとなると手軽には抜けません。
なので、普通の家で育てるなら鉢植えにするのが一般的のようです。
我が家には100x30cmぐらいの小さな花壇があるので、
その中にオタフクナンテン、シルバードラゴン(白斑ヤブラン)、コクリュウと供に植えています。
この中でも最も繁殖力が強く、花壇の色んな場所から新芽を出して領地を主張してます。
あんまり見苦しいところから生えてきた場合はとりあえず抜いてますが、
先述の通り、根っこから取り去るのは難しいです。
という事で、花壇で複数の植物を植えるなら土の中でしっかり仕切ってやる方が
繁殖範囲をコントロールしやすいと思います。
冬越えについて
冬場は霜が降りるぐらいの寒さになると耐えられないとされています。
私の済んでいる地域は多少雪が降るので、
雪が降った時点でバキバキに折れるため、冬場はほぼ根元で刈り込んでます。
それでも春には全然新しい芽がどんどん出てきて、夏場には立派に群生します。
冬場には寂しい見た目になってしまいますが、
初夏になった時「ニョキニョキニョキ-」って音が聞こえるぐらい元気に生えてくるので、
ある意味季節感はすごく感じさせてくれます。
風には強いような弱いような
直径5mm程度のワリに、気持ちよくまっすぐ育ちます。
それが群生するので気持ちの良い密度感を演出してくれます。
強風でもバキッと折れにくく、しなって受け流す感じ。
しかし秋頃になると、私の家は西風が強くなる傾向があり、
すべてのトクサが曲がった状態で固まってしまうため、風対策が欲しくなります。
まとめ
というわけでトクサについてでした。
雪とか風とかには弱いので対策出来るなら年中楽しむことが出来ますが、
まあ対策できなくとも持ち前の繁殖力で初夏にはそれなりに復活してくれます。
しかしその旺盛な繁殖力は注意点でもあるので、
地植えは避けて花壇や植木鉢で楽しんだほうが無難かと思います。
水やりとかもそれほど頻繁に必要ではないものの、真夏は2日に一回は水やりが必要らしいです。
とはいえウチはもう少しサボり気味なので、猛暑が続かなければ週イチぐらいでも大丈夫そうです。
病害虫にも強いみたいで育てる難易度は高くありませんので、
涼やかな和の見た目を楽しみたい方はご検討してみてください。
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