オープン外構6つの注意点
前回はオープン外構について、メリットを中心にご紹介しました。
しかし、やっぱりデメリットや注意点もありまして、
今回はそのデメリットや注意点、そしてその対策についてもご紹介してみようと思います。
×プライバシー性が低い
これはオープン外構の宿命でして、道路に対して視界を遮るものが無いので、庭も家も道路から丸見えです。
家の中については、最近のレースカーテンの性能が良いのでほとんど見えなくすることができますが、
庭自体が見えるのはどうしようもありません。
庭でBBQをする、子供と遊ぶ、土いじりをする、という時は道路からは丸見えです。
庭で何かをすることが多いか、道路の通行人が多いか、家主が気になる性格か、ご近所さんとの関係性、
この辺りがポイントになってくるかと思います。
×庭をキレイに保つ必要がある
庭自体が誰からでも見えるため、庭をあまり汚い状態に出来ないのもデメリットです。
道路から見える場所なので、
子供のオモチャを沢山置きっぱなしにしたり、
雑草が生えまくってる状態だったり、
庭仕事の道具を置きっぱなしにしたりすると、
家の外観的にはちょっと見苦しい事になってしまいます。
まあこの辺は物置を目立たない場所に置いて整理整頓しつつ、
土間コンや人工芝で雑草防止すればそれほど困りません。
ただ、オープン外構だと物置を置く場所もあんまり丸見えになるのはイヤなので
設置場所はちょっと気を使う部分ですね。
×ゴミが入ってくる
これはオープン外構の家に住んでみて気づきましたが、風に乗っていろんなゴミが入ってきます。
だいぶ離れた家のモミジの葉っぱ、新築している家部材の梱包袋の切れ端やビニール紐、
お向かいの家の子供のボール(強風だったため)、、。
落ち葉やボールぐらいは良いのですが、建築現場のビニール紐が入ってくるのは
もうちょっと現場で防止してほしいと思いました。
しかし、いったんオープン外構の家にゴミが入ってしまうと大工さんが不法侵入になってしまうので、
家主と施工現場の人がお互いモヤモヤしているのかなという気がしています。
×犬のフンが落ちてる事が
一回だけですが、庭の芝生にでっかい犬(?)のフンが落ちていたことがありました。
これもまた、犬が庭にやってしまうと、飼い主は不法侵入になってしまうので除去しないんですよねー。
もし犬の散歩だとしたら飼い主さんは、もうちょっとちゃんとリードを引いて欲しいです。
あの大きさは猫ではない、、、と思うんですけどね。
ちなみに猫とかも入り放題ですが、これはオープン外構じゃなくても入ってくるので、
どうしようもない部分ですね。
×子供の飛び出しにご用心
オープン外構にしていると、庭で遊んでいる小さい子供が道路に飛び出してしまう事がありえます。
1歳2歳だと気をつけさせることは難しく、注意が必要です。
あと、逆に近所に悪ガキがいると庭にイタズラをする可能性も。
今のところ、ご近所さんの子供は小さいのでその心配はないですが、
小学生ぐらいになると悪さする子供もいるかもしれません。
まあ最近の子供は昔に比べて、よその家に入ってやるようなイタズラをしなくなったようには思いますが、
どうなんでしょうね?
これは防犯カメラを設置しておくと効果的でしょうね。
せめてダミーカメラとかでも置いておくと、防犯効果は全然違うと思います。
×壁が無いので物が置けない
これは土地形状にも寄るのですが、オープン外構にすると壁の少ない庭になります。
開放的ではあるのですが、壁が無い分ちょっとした物を置く場所に困るかもしれません。
鉢植えや片付けBOXなど、フェンスがあれば壁際に置いておける物が置けなくなるかもしれません。
家の横とか門柱の裏に置く場所があればそちらで良いと思うのですが、
開放的な空間というのは少し不便さも伴います。
これは2Way玄関だと収納が少なくなるのとちょっと似てますね。
という事でオープン外構のデメリットでした。
結構いろいろデメリットも多く、どっちにするか悩ましいところではありますね。
子供の飛び出しやゴミについては、低めのブロックやフェンスで防止できますし、
視線が気になるなら、後からフェンスを付けることも可能です。
オープン外構の一番メリットなところは、実は「住んでみてから決められる」という点かもしれません。
住んでみてから、視線が気になるなら高いフェンス、子供の飛び出しが気になるなら低いフェンス、
というように、後からフェンスを付けることもできます。
迷ったらとりあえずオープン外構にしておくというのもアリです。
実際、道路からの視線を防ごうにも、
家が建ってない段階では正確な高さや範囲を想定するのは案外難しいですが、
住んでからなら、シミュレーションもしやすいですしね。
とはいえ、明らかに人通りの多い道路に面している土地なら、
迷わずフェンスを付けた方が精神衛生上良いと思いますので、その辺は土地条件によって検討してみてください。
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