【番外編】ランエボの維持費

2021年10月14日

久々の番外編です。

私が昔乗っていたランサーエボリューション7ですが、
ランエボは今でも人気で、中古価格が上昇傾向ですね。

スポーツカーを買いたい人にとって気になるのはやっぱり維持費。

という事で、街乗りメインのぬるーい乗り方で、
どれくらい維持費がいるのかをランエボに10年以上乗った私の例を書いてみました。

例はランエボ7になります。


●燃費
乗り方次第で結構変わってきますが、
私の場合、街乗りをなるべく省エネで乗ってると、8.5~9km/L、高速道路で10km/Lです。

ガソリン価格は時価になってしまいますが、
ハイオク170円で乗る距離が1万km/年だと19万円/年。

普通のクルマがレギュラー15~20km/Lとすると、年間10万円。
9万円程高いという計算になります。

それとは別の話で、ランエボ7のタンク容量は50Lと小さく、
この辺りはランエボ8以降が60Lになっていて優秀です。

●保険
私は最初の3年だけ車両保険をかけてました。
等級やオプション次第ですが20~30万/年ぐらい必要です。

中古のランエボに毎年そんなにかけるのがバカらしくなったので、
対物対人無制限のみ、車両を抜いて5万/年ぐらいで長年乗っていました。

盗難が怖いので、都会に出る時はハンドルロックをするようにしてましたね。

●消耗品
ここが普通のクルマと大きく違うとこな気がします。

・ブレーキ
ブレンボの純正ブレーキをそのまま交換すると、
4~5万キロでフロント8万、リア5万コースです。
パッドは社外品を買って、ディーラー以外で変えてもらうと良いかもしれません。
(やったことはない)

・タイヤ
235/45R17というサイズはちょっと珍しいサイズで、結構高いです。
私の場合、韓国/中国系のタイヤは経年劣化した時怖そうなので、
GoodYear(住友ゴム)のRS-02を使用していました。

ノーマルタイヤ4本、タイヤマルゼンで買うと7万ぐらいです。

YOKOHAMAタイヤだと、9万ぐらい。ブリジストンだと10万ぐらい。
これが、スポーツタイヤ(溝の少ないやつ)だと、15万コースです。

あと、スタッドレスは同じくGoodYearで10万ぐらいでした。
ちなみにホイールですが、ランエボ7の純正ホイールはすぐメッキが剥がれてボロボロになります。
素直に変えたほうが精神衛生上良いでしょう。

私はランエボ9の中古ホイールをタイヤ付きセットで8万で買いました。

・クラッチ
寿命は乗り方次第でだいぶ変わります。
私の場合、前オーナーの乗り方が悪かったせいか、
3.5万キロで一度交換。その後11万キロまで乗りましたが交換してません。

クラッチの価格は3~4万程度ですが、工賃が非常に高く6万ぐらい必要で、
合計10万コースです。

・オイル関係
特に変わった所は無いと思います。
このへんはフツーの車と同じです。

●故障・メンテ費用
結構壊れやすい所がはっきりしているらしく、ネットでもよく言われるところが故障しました。

・AYC
ランエボ7のAYC(アクティブ・ヨー・コントロール:4輪の駆動力を調節する機構)は、
非常に故障率が高いみたいです。

私も例外なく6~7万キロぐらいで故障しており、以後そのままです。
実用上は問題無いですが、サーキット走行や峠を攻めたいときは、
ランエボの魅力が半減するのは間違いないです。
修理する場合、オイルポンプの交換となり、40万ぐらいのようです。

故障の見分け方ですが、
走行後1kmぐらいで、メーターパネルのTARMAC/GRAVEL/SNOWのランプが全点灯したら故障してます。
ランエボ7の中古で、ここが生きてる方が珍しいぐらいのようです。

・メーターパネル
バックライトの一部が過電流のせいか切れやすいようです。
交換で5000円ぐらい。一度交換すると問題ないみたいです。

・ラジエーター
壊れやすいのかどうかは不明ですが、液漏れ故障しました。
社外品交換で、工賃込みで5万ぐらいでした。

・塗装
ランエボ7の一番の弱点かもしれません。
まずターボ吸気口と、ウイングの塗装は絶対ダメになります。
吸気口は一度部品交換してもダメでした。

ウイングの塗装は3M製カーボンシートで隠しました。

ボディの塗装もなんか薄い気がします。昔乗ってたミラージュより薄いような??
ランエボ7の塗装の薄さはネットでも指摘されているようです。


とまあ、こんな感じです。

燃費は少々悪く、消耗品が高いというイメージでしょうか。
保険は、頃合いを狙って車両保険を省いたほうが、気分的に楽ですね。

塗装はかなり弱めで、特にシャーシや足回りは錆びがひどかったので、
長く愛用したい方は錆止め塗装をしたほうが安心です。

第3世代エボ(7,8,9)は、完成度の高さと荒々しさが残った世代で、
その中でもエボ7はエッジの利いたデザインが魅力の一台です。


ラリー用ということもあってか、メカ関係はさすがに高い耐久性を誇っており、
特に名機4G63は不具合らしい不具合はありませんでした。

もちろん一度アクセルを踏めば気持ちのよい加速を味わえますし、
AYCが死んでるとはいえグイグイ曲がるし、それでいて実用的で乗りやすいです。

もし中古購入で迷っている方がこれを読んでおられるなら、何も迷うことはございません。

もう廃盤になったランエボを買うなら、いつ買うの?
今で、、、!


とまあ、たまに箸休めに番外編を同時投稿するかもしれません。

もし面白そうであれば読んでいただけると幸いです。

その他

Posted by pirana