【番外編】ランエボの維持費
久々の番外編です。
私が昔乗っていたランサーエボリューション7ですが、
ランエボは今でも人気で、中古価格が上昇傾向ですね。
スポーツカーを買いたい人にとって気になるのはやっぱり維持費。
という事で、街乗りメインのぬるーい乗り方で、
どれくらい維持費がいるのかをランエボに10年以上乗った私の例を書いてみました。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo6.jpg)
例はランエボ7になります。
●燃費
乗り方次第で結構変わってきますが、
私の場合、街乗りをなるべく省エネで乗ってると、8.5~9km/L、高速道路で10km/Lです。
ガソリン価格は時価になってしまいますが、
ハイオク170円で乗る距離が1万km/年だと19万円/年。
普通のクルマがレギュラー15~20km/Lとすると、年間10万円。
9万円程高いという計算になります。
それとは別の話で、ランエボ7のタンク容量は50Lと小さく、
この辺りはランエボ8以降が60Lになっていて優秀です。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo2.jpg)
●保険
私は最初の3年だけ車両保険をかけてました。
等級やオプション次第ですが20~30万/年ぐらい必要です。
中古のランエボに毎年そんなにかけるのがバカらしくなったので、
対物対人無制限のみ、車両を抜いて5万/年ぐらいで長年乗っていました。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/06/money_kechi.png)
盗難が怖いので、都会に出る時はハンドルロックをするようにしてましたね。
●消耗品
ここが普通のクルマと大きく違うとこな気がします。
・ブレーキ
ブレンボの純正ブレーキをそのまま交換すると、
4~5万キロでフロント8万、リア5万コースです。
パッドは社外品を買って、ディーラー以外で変えてもらうと良いかもしれません。
(やったことはない)
・タイヤ
235/45R17というサイズはちょっと珍しいサイズで、結構高いです。
私の場合、韓国/中国系のタイヤは経年劣化した時怖そうなので、
GoodYear(住友ゴム)のRS-02を使用していました。
ノーマルタイヤ4本、タイヤマルゼンで買うと7万ぐらいです。
YOKOHAMAタイヤだと、9万ぐらい。ブリジストンだと10万ぐらい。
これが、スポーツタイヤ(溝の少ないやつ)だと、15万コースです。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo.jpg)
あと、スタッドレスは同じくGoodYearで10万ぐらいでした。
ちなみにホイールですが、ランエボ7の純正ホイールはすぐメッキが剥がれてボロボロになります。
素直に変えたほうが精神衛生上良いでしょう。
私はランエボ9の中古ホイールをタイヤ付きセットで8万で買いました。
・クラッチ
寿命は乗り方次第でだいぶ変わります。
私の場合、前オーナーの乗り方が悪かったせいか、
3.5万キロで一度交換。その後11万キロまで乗りましたが交換してません。
クラッチの価格は3~4万程度ですが、工賃が非常に高く6万ぐらい必要で、
合計10万コースです。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/10/evo10.jpg)
・オイル関係
特に変わった所は無いと思います。
このへんはフツーの車と同じです。
●故障・メンテ費用
結構壊れやすい所がはっきりしているらしく、ネットでもよく言われるところが故障しました。
・AYC
ランエボ7のAYC(アクティブ・ヨー・コントロール:4輪の駆動力を調節する機構)は、
非常に故障率が高いみたいです。
私も例外なく6~7万キロぐらいで故障しており、以後そのままです。
実用上は問題無いですが、サーキット走行や峠を攻めたいときは、
ランエボの魅力が半減するのは間違いないです。
修理する場合、オイルポンプの交換となり、40万ぐらいのようです。
故障の見分け方ですが、
走行後1kmぐらいで、メーターパネルのTARMAC/GRAVEL/SNOWのランプが全点灯したら故障してます。
ランエボ7の中古で、ここが生きてる方が珍しいぐらいのようです。
・メーターパネル
バックライトの一部が過電流のせいか切れやすいようです。
交換で5000円ぐらい。一度交換すると問題ないみたいです。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo2.jpg)
・ラジエーター
壊れやすいのかどうかは不明ですが、液漏れ故障しました。
社外品交換で、工賃込みで5万ぐらいでした。
・塗装
ランエボ7の一番の弱点かもしれません。
まずターボ吸気口と、ウイングの塗装は絶対ダメになります。
吸気口は一度部品交換してもダメでした。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo3.jpg)
ウイングの塗装は3M製カーボンシートで隠しました。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo4.jpg)
ボディの塗装もなんか薄い気がします。昔乗ってたミラージュより薄いような??
ランエボ7の塗装の薄さはネットでも指摘されているようです。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/09/evo5.jpg)
とまあ、こんな感じです。
燃費は少々悪く、消耗品が高いというイメージでしょうか。
保険は、頃合いを狙って車両保険を省いたほうが、気分的に楽ですね。
塗装はかなり弱めで、特にシャーシや足回りは錆びがひどかったので、
長く愛用したい方は錆止め塗装をしたほうが安心です。
第3世代エボ(7,8,9)は、完成度の高さと荒々しさが残った世代で、
その中でもエボ7はエッジの利いたデザインが魅力の一台です。
![](https://pirana10.com/wp-content/uploads/2021/10/evo7-1024x683.jpg)
ラリー用ということもあってか、メカ関係はさすがに高い耐久性を誇っており、
特に名機4G63は不具合らしい不具合はありませんでした。
もちろん一度アクセルを踏めば気持ちのよい加速を味わえますし、
AYCが死んでるとはいえグイグイ曲がるし、それでいて実用的で乗りやすいです。
もし中古購入で迷っている方がこれを読んでおられるなら、何も迷うことはございません。
もう廃盤になったランエボを買うなら、いつ買うの?
今で、、、!
とまあ、たまに箸休めに番外編を同時投稿するかもしれません。
もし面白そうであれば読んでいただけると幸いです。
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