鉄骨住宅のアドバンテージ

2021年8月14日

メーカー選びの基準として、欠かせないのが「鉄骨か木造か」の選択。
私の最初の頃のイメージは、「鉄骨は丈夫そうだけど、価格が高そう」ぐらいでした。
でも、実際はもう少しポイントが色々あります。

今回はそんな鉄骨住宅のお話。


最初に家を建てようと思った時、わたしはなんとなく「木造で」と思ってました。

本当に鉄骨に対する知識も無かったので、無難そうなという理由で木造という考えでした。
鉄骨は高そうというイメージもありましたし。

でも2択ではなく、木造・鉄骨とは別に、鉄筋コンクリートというのもあるんですよね。
有名所ではヘーベルハウス。あとは軽量鉄骨、重量鉄骨という違いも知りませんでした。

ただ、長い話になりそうですし、
とりあえず今回はメジャーどころの鉄骨と木造だけで比較をしてみようと思います。

今回は木造住宅を買った私が、あえて鉄骨のメリット4選をご紹介します。

鉄骨のいいところ4選
・大空間の間取りが出来る
・施工期間が短い

・火災保険が安い(というケースが多い)
・品質が安定する

大空間の間取り可能になる

これは鉄骨のほうが優れている点です。

              
鉄はさすがに木より丈夫で支える力も強いため、
大きい開口の窓だったり、大きい空間の部屋を柱無しで作ったり出来ます。

木造でも住友林業のBF工法などで補う方法もありますが、
ゆとりの大空間がほしいなら鉄骨でしょう。

3階建てや、2階を張り出したような構造も、鉄骨なら実現できるようです。

施工期間が短い

これも鉄骨のほうに軍配が上がります。
私はトヨタホームにも見積を取ってたのですが、
他の木造メーカーに比べて1~3ヶ月早い引き渡しを提案されました。

借家住まいの方が家を建てる場合、
シンプルに家賃を払う期間が減るので、予算が浮く
事になります。

ただ、施工期間が短いというのは、
間取りを決めて、住宅設備を決めて、スイッチやコンセント、壁紙、外構の位置決めなど、
家を建てるのにはたくさん悩む場面があるので、
施工期間が短くなるというのは、考える時間が短くなって結構忙しくなる可能性があるので、
注意が必要です。

・火災保険が安い

鉄骨のほうが、火災保険は安い分類になります。
鉄のほうが燃えにくい。当然ですよね。
木造でもツーバイフォーの場合は安くなるのですが、
木造軸組工法だと結構高くなってしまいます。

ただ、鉄骨は全焼した際に柱が熱で曲がってしまうため、倒壊リスクは高いようです

・品質

鉄骨は工業製品のため、自然由来の木造より、品質は安定していると思います。

が、鉄にも色々な種類があり、
さらに表面処理(めっきとか塗装)の違いもメーカーごとにあるので
よくメーカーに確認してみると良いでしょう。

建築組立ても工場で生産されたユニットを現地で組み上げるだけ、
という工法のメーカーもあるので、とても安定した組み立て品質が期待できます。
セキスイハイムやトヨタホームは、一日でカタチが出来ます。


というわけで、鉄骨の良いところ4選でした。
コストは木造より高めになりますし、大空間や3階建てが可能という点から、
予算に余裕があることは条件
になるかなと思います。

これだけいい所があるのなら木造を選ぶ理由なんてあるのかいな、
なんて思われるかもしれませんが、木造には木造の良さがありますよ。

後編の、木造編に続きます。