人工大理石vsステンレス【キッチン対決】

2021年8月14日

キッチン選びの永遠のテーマ、
「キッチントップは人工大理石とステンレス、どっちが良いか」問題について。
どちらにも支持する人がいっぱいいると思いますが、
私なりの結論を書いちゃいます。(個人の意見です)

私はセラミック派だよという方は高みの見物をしておいてください。
(高いんですよ、セラミック。)


  人工大理石の特徴    

◯色が選べるため、白くて明るいキッチンを作れる
◯白系を選べば、水垢の汚れが気になりにくい

×熱に弱く、変形する
×シミができる、焦げる
×紫外線で黄ばんだり、漂白剤で白くなったりする
×割れる
×火災時は有毒ガスが出る

まず人工大理石のメリットを。
人工大理石の魅力は、やっぱり色合いをかなり自由に選べることです。

明るい雰囲気のホワイト系、シックなグレー系、透明感のあるクリスタル系などなど、
メーカーにも寄りますが選択肢は非常に多いです。
TOTOのクラッソなんかは、クリスタルっぽい半透明なのですごくキレイです。(これも高いですけど)

明るめの色を選ぶことで、水垢が目立たない事も良いところです。

一方、人工大理石のデメリットは、全体的に耐久性に難があるところです。

樹脂なので熱に弱く、300度ぐらいに熱したフライパンなどを置くと
変形したり焦げたりしてしまうようです。

熱したフライパンをダイレクトに置くことは少ないと思いますけど、注意が必要です。

色の染み込みにも気を使う必要があり、
醤油などの汚れを長期間放置するとシミになったり、
硬いものを落とすと割れてしまったり。

人工大理「石」と言いつつ、やっぱり樹脂なので扱うときに注意しないといけないところです。

最近はメーカーもだいぶ改善していて、耐熱性や耐久性が向上していますが、
やっぱりステンレスの安心感には及ばない点です。

  ステンレスの特徴  

◯丈夫だし、割れたりしない
◯汚れを落としやすい
○耐久性が高い

×無機質でデザインの好みは分かれる
×もらいサビが出る
×水垢が気になる
×細かい傷がつく

ステンレスキッチンの最大のメリットは、その高い耐久性です。

サビないのは当然として、汚れがシミになることも無いですし、
大抵の汚れは拭きとる事ができます。

匂いが染み付くこともありませんし、
熱いものを置いて溶けたり焦げたりすることもありません。

物を落としても多少凹むことはありますが、
割れて水漏れするなんて事も無いです。

また、人によりますが、金属的な所がシャープで高級感があるという意見も。


ステンレスのデメリットは見た目の選択肢がほとんど無いことです。
ドット状の加工やバイブレーションという細かいキズが入った仕上げは選べますが、
基本的に色は一色です。

クリナップのドットコイン上の加工

あとは水垢が目立ったり、
細かい傷が目立ったりという悩みはありますが、
基本的にはやっぱりデザインの選択肢が乏しいことが欠点になるかと思います。


ということで耐久性ならステンレス、デザイン性の人工大理石と考えてもらって良いと思います。

人工大理石の耐久性もだいぶ向上してますが、
ステンレスほど何も気にせずガシガシ使えるかというと、やっぱり少し気を使う必要はあります。

デザイン性を重視するアイランドキッチンなら人工大理石一択かなと思いますが、
他のキッチンタイプなら、悩むところですよね。

私も最初は人工大理石で明るいキッチンを考えていましたが、
カミさんが「やっぱり気を使わずガシガシ使えるキッチンにしたい」
という事だったので、随分悩みました。

そんな中、決定的だったのが各キッチンメーカーやハウスメーカーの女性の方に、
「家のキッチンどちらを使ってます?」と聞いたら、
5人中5人がステンレスを選んでいた事でした。

キッチンについてよく知る方々が、ステンレスのカッコよさを評価しつつ、
プロ視点で耐久性や使い勝手を取った結果のようです。

たしかに業務用キッチンだと、絶対ステンレスですからねぇ。

ということで、我が家は最終的にステンレスキッチンを採用。
カミさんは結構カッコいい色合いが好みなので、
ダーク系のパネルにしたので男前なキッチンに仕上がりました。

これはこれでカッコよくて良いかなと思います。
というわけで、当サイトはステンレス推しです😗