北側道路の土地選び
今回は珍しく土地選びのことについて。
最近は北側道路の土地をおすすめする営業さんやネット記事が多く、メリットだけ見ると「たしかにいいかも」と思うのですが、、、。
いいトコばっかり紹介されてて、そこにちょっと違和感を感じたので、今回は私が気になる北側土地の注意点を挙げてみました。
メリットに対して反論を書いてますので、少々過激な内容になっておりますが、これから土地選びをする方の気づきになってもらえれば幸いです。
あらためて北側道路の土地のメリットとその反論
安い、けど
北側の土地は大体安い傾向があります。
私の購入した区画でも、坪単価5~10%ぐらい安かったはずです。
土地代1000万が900万ぐらいになるイメージですかね。
しかし、北側土地の商品価値を考えればもう少し安くても良いのでは、と思ってしまいます。
この価格差でも実際土地が決まっていくのも南側から決まっていきますからね~。
まあこれは南側の家の形や位置が決まらないと北側の土地で家の間取りは決められない、というのもあると思います。
そしてそのころにはもう一声安くなっているのかもしれません。
とはいえ、家という一生モノの買物で土地の向きは最重要なポイントの割に、北側の土地は案外高いなぁという印象です。
庭やリビングのプライバシー性が良い、が
南側の土地は道路に面しているからプライバシー性が悪い。
北側の土地はその点プライベートガーデンみたいに使えるし、リビングのカーテンは開放しっぱなしにできる、と言われた事があります。
いやいやいや、北側道路の土地で南側が川とかなら分かるんですが、南側の家からは至近距離で丸見えなわけでして、
庭はまだしもリビングのカーテンを全開放するのは近くから見られそうな気がします。
南側の家の2階から近い距離で一方的に見られるし、言うほどプライバシー性は高くないのでは、と考えてしまいます。
南側の家でもカーテンは閉めっぱなしでもなく、薄いレースでも中は見えません。
とは言え、道路の通行量にも寄りますので家周辺の街具合にも影響されますね。
高窓にすれば採光もとれる、しかし
吹き抜けや高天井リビングなら採光も十分取れる、という説。
これは土地形状、南側の家の位置や高さに寄りますが、冬場のリビング南端が影にならないとなると、
かなり南北に広い土地か、南側の家が平屋という場合になると思います。
あと、吹き抜けを断念した私としては、
照明や窓の掃除問題もあり、高窓や吹き抜けはデメリットも承知してもらった上で取り入れて欲しい間取りです。
というわけで北側土地をむやみに推奨する営業さんや不動産屋さんが妙に多かったので、慎重論としての注意点を挙げてみました。
南側の家が平屋、土地形状が南北に長い、南側が河川や空き地(住宅になる予定がない)、
という条件付きなら、むしろ南側の土地より好条件と言えるのですが、南側の土地が決まってない状態ではちょっと選べない、というのが実情ではないかと思います。
南側の家が平屋、土地形状が南北に長い、 南側が河川や空き地(住宅になる予定がない)、 という条件付きなら、むしろ南側の土地より好条件と言えるのですが、 南側の土地で家が建つまでは選びにくいというのが実情ではないかと思います。 |
不動産屋さんも、売れ残りやすい北側の土地を売る方便にしている可能性もありますしね。
もちろん、価格、駅からの距離、受け継いた土地、諸々の事情があって土地選びをすると思いますが、
選択肢がある中で北側の土地を選ぶ場合の選択材料にしてもらえれば幸いです。
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